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印刷データ作成ガイド
オーバープリント

オーバープリント

オーバープリントについて

オーバープリントとは、下に配置されている絵柄を全て重ねて印刷することをいいます。
通常重なることが無いように設定されていますが、オーバープリントを設定することによって、印刷時のトラブルになりお客様の望まぬ仕上がりになる可能性があります。

データ上の見た目

オーバープリント指定あり

白のオーバープリントの注意点

白のオブジェクトにオーバープリントの設定を行うと白が下地の色に乗算され透明となることとなり、そのオブジェクトが見えなくなります。

データ上の見た目

オーバープリント指定あり
（白にオーバープリントをつけるとみえなくなる。）

Illustratorの「属性」のオーバープリント設定

Pressbee NEX.では黒100％で制作された部分は印刷の製版時に自動的にオーバープリント処理を行っています。
またデータ作成時CMYのデータにオーバープリントのチェックが入っている場合はトラブルの原因になります。
Illustratorの属性ウインドウより「塗と線のオーバープリント」チェックはしないようにお願いします。

データ上の見た目

オーバープリント指定あり

スミのせ

Pressbee NEX.では黒100％のみで制作された箇所に関しては、絵柄ズレ防止のためオーバープリントでの印刷を実施しております。
黒100％部分もオーバープリントをやめたい場合は、黒100％以外にも色の設定をしたリッチブラック設定での入稿をお願いいたします。

例）黒100%で作成されている場合黒100%に設定した場合、下地の色と重なって印刷されます。
例）リッチブラック（黒100％とシアン10％）で作成されている場合
文字を黒100％とシアン10％に設定した場合、下地の色は反映されません。

リッチブラックとは

黒100％に残りの各色をバランスよく重ねた深みのある黒の事を言います。

例）シアン、マゼンタ、イエローを各20%入れた状態のリッチブラックを作成

小さな文字や細い線などの「版ズレ」にご注意ください。

印刷面積の小さな情報（文字/線）は紙の伸縮により版ズレなどが起こる可能性がありますので、リッチブラックの設定は使用しないでください（K100％の設定をおすすめします）。
また、リッチブラックを使った背景に「白抜き文字」や「細い線」を使用した場合、版ズレを起こし文字が読みにくくなったり、線が消えてしまうことがありますのでご注意ください。